地味な日本食を与えています

私自身はまだ子供がいませんが、甥が二人いて機会があるたびに食事を作っています。

子供に媚びない、地味な日本食ばかり出すので評判は非常に悪いですが、こういうご飯が将来の健康を支えるんやでーと言って渋々食べさせています。

父が小さなころに田舎に疎開していた話をよく聞いていて、食事は麦飯に焼き魚ばかりでとても辛かったということでした。しかし父は病気らしい病気もせず、定年まで忙しく働き回り、今では世界中を旅行し回ってます。

父はその影響で白米しか食べない偏食家になりましたが、健康を支えたのは地味な日本食であることには違いありません。

子供に焼き魚や雑穀米は詰まらない内容なのでしょうが、彼らの母である妹はジャンクフードもお菓子も無限に与えるせいか、すぐに風邪をひいてしまいます。

普段はとても元気なだけに気の毒で、これはオバちゃんがなんとかせねばと思って、できる限り食事を作っています。

妹も手作りの食事はきちんとした和食がメインですが、化学調味料などを使うのは味覚が鈍るのでちょっとどうかなと思い、出来るだけ出汁は取るように指導はしています。全く聞き入れられませんが。

確かにお菓子は美味しいし、私もジャンクフードを食べることもあるので否定はしませんが、これらは嗜好品でたまに楽しむ程度のものだと思います。これから将来がある甥っ子たちは大丈夫なのかと心配で、甥っ子たちに不評な食事を作り続けています。

それでもイヤイヤながらもきちんと食べてくれるのは有難いです。彼らにとっては酷く迷惑でしょうが、今は迷惑でも大人になってから利益になることは勉強だけではないと思っています。勉強をするためにも土台の体が元気でなければ難しいですし、働くことも不利になります。

両親の共働きで、お母さんが食事を作らない家庭が増えていると聞いています。もちろん働くことは大事ですが、食を支えるのは母の一番大事な仕事なのにと、母でもないのに感じています。

手作りが無理なら個人営業のお惣菜屋さんで手作りの品を買ったり等、いろいろ工夫はできるとは思いますが、食の大切さに気付いてほしいなと日々思っています。全くもって不評ですが。