親世代との育児観の違い

私は最近二人目を産んだのですが、実家が遠方のために母に今住んでいる自宅に2か月ほど来てもらいました。
一人目が2歳になっていおり、そのお世話をお願いすることが多かったのですがそこで育児観の違いをよく感じました。
例えば娘がまだ2歳なのでいろんなところに登ろうとしたり、いろんな電気製品を触ったりするのですが、母は何でもダメと言います。
もちろん私もケガをしそうな場合はダメと言いますが、いじってもケガをしなそうな電化製品を触っていてもダメと言おうとは思いません。
むしろ、本当にケガをしそうな時や人に迷惑を変える時以外はダメを言わないようにしています。

ダメを連発するとダメという言葉が軽くなり、本当にダメなことをわかってもらえないような気がするからです。
しかし、母親から見ればその姿勢は甘いようで、娘があまり私の言うことを聞かないので、「しつけが甘いせいだ」と言ってきます。
確かに私自身は何でもダメダメと言われて育ったので手がかからない子ではあったようですが、今でも他人の顔色をうかがうくせがあります。
そんな子になってほしくないので娘には些細なことではダメと言いたくないのです。

娘が言うことを聞かないのは気にはなっていますが、2歳ぐらいはイヤイヤ期と言って周りの子もそんな感じなので気にしていませんでした。
しかし、母の頃はイヤイヤ期という言葉はなかったようなので、「時期のせいにするべきではない」と言います。
自分の時は子供が言うことを聞かなくて困ったことはほとんどないというのです。

イヤイヤ期が実際はあったのに母が忘れているだけなのか、本当のところはわかりませんが、母と一緒にいて「しつけが甘い」というようなプレッシャーをひしひしと感じて過ごしました。
時代的に今は昔よりもなんでもしつけを厳しくするというよりは本人の意思を尊重するというようなことが重視されているような気がします。
母とはそのあたりを言い合ってもけんかになりそうだったので、自分の意見はあまり言わないようにしました。
大人になっても母を怒らせないように気を使っている私を育てた母の教育方法は正しかったのと言えるのでしょうか。
そのあたりは難しいところだなあと思います。