正解のない育児の悩み

育児で何よりも辛いことは、『定義』や『正解』がないことです。
だからと言って『自由なら何をやっても大丈夫』とならないのも、辛さを増長させている一因です。
また、正解がないから、妥当な評価も勿論ありません。
自分がいかに一生懸命やったとしても、その努力が報われること、感謝されること、褒められることなんて、ほとんどありません。

今、私には小学校1年生の子供が一人います。
小学校ではある程度のルールがあるので、それに倣って子育てをしているつもりではありますが・・・担任の先生が自分の親ほどに年齢が違うため、教育に関してのジェネレーションギャップが常に付きまとい、自分の子育てが正しいのかどうか、わけが分からなくなってしまったことがあります。
特に、子供が体調不良になった時が大変でした。私としては子供に無理をさせてまで学校に行かせようとは思わないのですが、教師からは『頑張る』ことを強要されます。この前は、帰ってきた息子が熱でぐったりしていたため、「何で先生に言わなかったの?」と聞いたところ、「先生に言ったら水を飲めば治るって言われて・・・でも、水を飲んでも辛かったよ」と。信じられません!どんなスパルタ教育だよ!!と、モンスターペアレント扱いされるのを覚悟(←この心配がつきまとうのもストレスですが)で、たまらずに小学校に電話をし、事情を教頭先生にお話しました。結果、教頭先生は私の話を理解して下さり、担任の先生には注意して下さるとのことでしたが・・・結果、担任からの風当たりが強くなったことは言うまでもありません。それが私だけなら構わないのですが、学校で子供が無碍に扱われていないかを常に心配しています。

このように、『正解』や『定義』が育児で仮にあるならば、それをベースにどちらが正しいのか間違っているのか、議論し、必要に応じて修正することが出来ます。しかし、その規範が全くない場合、当事者の主観のみで育児・教育が進められていくのをとて恐ろしいと思っています。義務教育とは言え、学校によって教科書やカリキュラムは勿論違いますし、先生の能力差は絶対にあると思います。
この悩みを解消出来る方法がもし仮にあるとしたら、それは成長した後の子供を見ての判断しかないのでしょうが、今はひたすら自分自身と子供を信じて頑張っています。